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女性のプチ不調を解消する。日常でできる養生

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養生と聞くと、古臭いような、おばあちゃんの健康法のように思えるかもしれません。でも、仕事に遊びに家事に、なにかと忙しい女性にとって、とても大切なことなんです。
たとえば、ある朝起きてのどが痛かったとします。
そこでのどの痛み止めを飲んだりしますが、薬を飲んだからといって
「たちまちいたみがなくなって元通り元気になる」とはいきませんよね。
ほとんどの人はしばらく喉が痛い状態が続いて、咳が出たり、熱が出たり、悪化していくこともしばしば。
そうなると、会社に行くのもしんどいし、パフォーマンスも低下します。
では、日々のどが痛くならないように、帰宅したらうがいをしたり、乾燥しないように気をつけたりしているとどうでしょう。おしらく薬を飲むことも、そのあとの不調もほどんど起こりません。
このような「日々健康で元気に生きるための方法」を「養生法」といいます。
養生とは文字通り「生を養うこと」です。生を養うといっても、
いまいちピンとこないかもしれません。
簡単に言い換えると「健康的に日々をおくること」です。
ここでは「中医学」という中国の伝統的な学問(いわゆる中国漢方)
に基づいて「毎日できる簡単養生5か条」をご紹介します。

1、寝起きはあたたかいものをゆっくり飲む
人間は寝ているときに体温が下がっているので、おきぬけに冷たいものをとってしまうと全身が冷えて体は縮こまり、血流が悪くなります。冷えたからだをあたためるのにエネルギーも消費します。
1日のスタート時点でマイナスからのスタートになるわけです。
微々たることかもしれませんが、毎日積み重ねると体調に大きな違いとなって表れます。

2、食後は足踏み300回、またはかかと上げ。
中医学では「気」というエネルギーが一箇所にとどまる事なく、
常に全身をスムーズにめぐっているのが健康な状態だと
考えています。食後はたべたものを消化するために血液が胃腸に集中します。ゆっくりと歩くことで、その分散を助けてあげることができます。また、筋肉の刺激が伝わり、胃腸がより動きやすくもなります。
ただし、食後に激しい運動をするのは消化の妨げになるので、「ゆっくりと」がポイントです。

3、気づいたら深呼吸
私たちが毎日健康に生きていくためには、飲食物から生み出されるエネルギーと大気中にあるエネルギーを身体にとりこむことが大切だと中医学では考えています。
また、気持ちを安定させたり、内臓の働きをスムーズにするためにも、深い呼吸によるエネルギーの流れがあることが大切です。

4、気づいたら肩回し前後ろ10回ずつ
肩回しも体内のめぐりを良くする手法の一つです。
私たちの腕は、体重50キロの人で腕1本3キロちょっとあるといわれています。
この重い体重を支えているため、何もしなくても筋肉には負担がかかっており、血流が悪くなりがちです。
パソコン作業をされる方はとくに、長時間固まった姿勢をとっています。
首周りの筋肉をほぐし、血流を改善するために、気づいたら腕を肩から上にあげて重さをとり筋肉を緩めることが大切です。
特に、首から上には大量の酸素とエネルギーを必要とする脳があります。
しっかりと働いてもらうためには、常に血流を良くしておく必要があります。

5、湯船に浸かる
中医学では、血は温めるとさらさらになって流れやすくなり、冷やすとどろどろになって流れにくくなると考えられています。
そのため、身体を温めると血流がよくなり、細胞の隅々まで栄養や酸素、潤いが運ばれ、不要物はすっきりと回収されこりやむくみが解消されます。
また適度な発汗は、体内にこもった余分な熱が汗とともに排出されるため、暑さによる寝苦しさやカッカするようなイライラの軽減にもつながります。
ただし、だらだらと汗が流れるような長風呂は、汗とともにエネルギーが失われ、疲労が増してしまいます。
何事もやりすぎは良くないので、じわっと汗をかく程度が良いでしょう。
(漢方のミドリ薬品 桜井大典さんの記事より)

スタッフ 北崎




by earth-g | 2017-10-03 14:50

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